精選版 日本国語大辞典 「多門・多聞」の意味・読み・例文・類語
た‐もん【多門・多聞】
〘名〙
② 本宅の周囲に建築した長屋。
※大和事始(1683)一「今世宅外の長屋を多門(タモン)と云」
③ 江戸城中の御殿女中がつかった下婢。長局が狭いので、御切戸御門内、多門②のところへこれらの女達を置き、用事のあるときに「多門、多門」と呼んだところからの名という。御端(おはした)。
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