多品種少量生産(読み)たひんしゅしょうりょうせいさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多品種少量生産」の意味・わかりやすい解説

多品種少量生産
たひんしゅしょうりょうせいさん

工場における生産様式の一つで,同一の工場において類似性の低い製品を多品種にしかも1品目あたりは少量生産するもの。従来の少品種大量生産向けの生産システムに代って,近年の市場の変化,ニーズ多様化に柔軟に対応するために,多品種少量生産向けの生産システムの必要性が高まってきている。ロボットNC工作機械などを活用して,さまざまな要求ソフトウエアの変更だけで対応できる FMS (フレキシブル生産システム) が構築され,自動車や家電,食品や衣服など多くの産業分野で適用されている。 (→注文生産 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「多品種少量生産」の意味・わかりやすい解説

多品種少量生産【たひんしゅしょうりょうせいさん】

多様な種類の製品を少量ずつ生産すること。今日の日本では,広義意味での機械工業の約7割が,この種の形態をとる製造企業によって占められるといわれている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android