多可町(読み)たか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多可町」の意味・わかりやすい解説

多可〔町〕
たか

兵庫県中部,加古川の支流杉原川,野間川の流域にある町。西部に笠形山,千ヶ峰など中国山地東部の山々が連なる。 2005年町,加美町,八千代町の3町が合体。中心集落の中村は,かつては中村郷と呼ばれ,播磨から京へ通じる街道の要地。加美は平安時代から杉原紙で知られた製紙の地で,町立杉原紙研究所がある。南東に隣接する西脇市に次ぐ播州先染織の産地。野間谷は凍り豆腐の本場として知られる。極楽寺の絹本著色六道絵は国の重要文化財に指定。千ヶ峰の山腹には千本杉と呼ばれる古木があり,一帯笠形山千ヶ峰県立自然公園に属する。北部の山岳地帯は朝来群山県立自然公園に属する。町域中央を南流する杉原川沿いに国道 427号線が通る。面積 185.19km2。人口 1万9261(2020)。

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日本歴史地名大系 「多可町」の解説

多可町
たかちよう

2005年11月1日:多可郡八千代町中町加美町合併
【八千代町】兵庫県:多可郡
【中町】兵庫県:多可郡
【加美町】兵庫県:多可郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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