精選版 日本国語大辞典 「外方」の意味・読み・例文・類語
と‐かた【外方】
〘名〙
① 外部。そとの方。
※経信集(1097頃)「山里は夜床さえつつあけぬらしとかたぞ鐘の声きこゆなり」
② 他のところ。よそ。ほか。〔書言字考節用集(1717)〕
③ 外様。御内の人に対する語。
※鶴岡事書日記‐応永二年(1395)八月「人数勘合之時、御内方十七人也。外方八人也」
そと‐ざま【外方】
〘名〙 そとの方。ほかの方。ほかざま。
※俳諧・和漢文操(1723)渋笠の銘并序「其かたちうらの方にまき入、外ざまに吹かへりなど、荷葉の半ひらくるに似て、中々おかしき姿也」
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