外山 亀太郎(読み)トヤマ カメタロウ

20世紀日本人名事典 「外山 亀太郎」の解説

外山 亀太郎
トヤマ カメタロウ

明治・大正期の遺伝学者,蚕種改良家 東京帝国大学教授。



生年
慶応3年9月26日(1867年)

没年
大正7(1918)年3月29日

出生地
相模国愛甲郡小鮎村(神奈川県)

学歴〔年〕
帝大農科大学(現・東大農学部)〔明治25年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔明治39年〕

主な受賞名〔年〕
帝国学士院賞〔大正4年〕,帝国発明協会有功賞〔大正15年〕

経歴
厚木の庄屋の息子。明治35年タイに養蚕指導に赴く。帰国後、41年帝大助教授となる。44年原蚕種製造所からヨーロッパに派遣され、各地を視察。大正6年東京帝大教授に就任。蚕の遺伝の研究を通して、世界にさきがけて昆虫の世界でも“メンデル法則”が成り立つことを明らかにした。著書に「蚕種論」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「外山 亀太郎」の解説

外山 亀太郎 (とやま かめたろう)

生年月日:1867年9月26日
明治時代;大正時代の遺伝学者。東京帝国大学教授
1918年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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