外ならず(読み)ほかならず

精選版 日本国語大辞典 「外ならず」の意味・読み・例文・類語

ほか【外】=ならず[=ならない]

① それ以外のことではない。確かにそのことだ。
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二四「屈撓せざるに外(ホカ)ならざるなり」
② (「ほかならぬ」の形で用いて) その人が正にその人であって他の人と違うことをいう。また、その人が他の人とちがって、特別の関係にあることをいう。
社会百面相(1902)〈内田魯庵猟官「外ならぬ伯爵のお口添だから必らずお世話下さるに違ひないと思ひますワ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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