夕間暮(読み)ゆうまぐれ

精選版 日本国語大辞典 「夕間暮」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐まぐれ ゆふ‥【夕間暮】

〘名〙 (「まぐれ」は目暗(まぐれ)の意。目が暗闇にとざされて物が見えない頃をいう。「間暮」はあて字)
夕方のうす暗いこと。また、その時分夕暮れ。夕方。
躬恒集(924頃)「よとさしてぬる君なれば天の川ゆふまぐれにもいざ渡りなむ」
② (━する) 夕暮れの闇にまぎれること。
謡曲檜垣(1430頃)「かの白川のほとりにて、わが跡弔ひて賜び給へと、夕まぐれして失せにけり、夕まぐれして失せにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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