夕涼(読み)ゆうすずみ

精選版 日本国語大辞典 「夕涼」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐すずみ ゆふ‥【夕涼】

〘名〙 夏の夕方戸外縁側などに出て涼むこと。夕べ納涼。⇔朝涼み。《季・夏》
※枕(10C終)二二四「いみじう暑きころ、ゆふすずみといふほど」

ゆう‐すず ゆふ‥【夕涼】

〘名〙 夕方の涼しい時分。また、夕すずみ。《季・夏》
※丹後守為忠百首(1134頃か)夏「けけらなく鳥はたたちぬ夕すすのむくろ葉かげそぞろ風吹き〈源仲正〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夕涼」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐すず〔ゆふ‐〕【夕涼】

夕方の涼しさ。また、その時分。 夏》「―に農婦農衣のエモン抜く/草田男

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