夐然(読み)けいぜん

精選版 日本国語大辞典 「夐然」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぜん【夐然】

〘形動タリ〙 はるかなさま。下に打消を伴って、全く、少しも、の意に用いることもある。
語孟字義(1705)上「聖人所謂知者、与後儒所謂知者亦夐然不同」 〔王維‐送秘書晁監還日本詩序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「夐然」の読み・字形・画数・意味

【夐然】けいぜん

はるかなさま。唐・王維〔秘書晁監(阿倍仲麻呂)の日本国に還るを送る詩の序〕夐然として鳥き、鯨魚浪を(ふ)けば、則ち里倒回す。

字通「夐」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android