変名(読み)へんみょう

精選版 日本国語大辞典 「変名」の意味・読み・例文・類語

へん‐みょう ‥ミャウ【変名】

〘名〙 (「みょう」は「名」の呉音) =へんめい(変名)
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四「花街新聞紙に、文明舎化笑の変名(ヘンメウ)

へん‐めい【変名】

〘名〙 (「めい」は「名」の慣用音) 本名をかくしてほかの名を使うこと。また、その名。へんみょう。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「大統領国王の変名にすぎず」

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デジタル大辞泉 「変名」の意味・読み・例文・類語

へん‐めい【変名】

[名](スル)本名を隠して別の名を称すること。また、その名。へんみょう。
[類語]別名別称異称異名俗称仮名偽名仮称偽称略称旧称旧名古称一名又の名

へん‐みょう〔‐ミヤウ〕【変名】

[名](スル)へんめい(変名)

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普及版 字通 「変名」の読み・字形・画数・意味

【変名】へんめい

名をかえかくす。〔史記、貨殖伝〕蠡(はんれい)に會稽の恥を(そそ)ぎ、~乃ち舟に乘りて江湖にび、名を變へ姓を易(か)ふ。齊に之(ゆ)きて鴟夷(しい)子皮(刑余の人の意)と爲し、陶に之きて朱と爲す。~十九年の中、三たび千金を致す。

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