売薬税法(読み)ばいやくぜいほう

世界大百科事典(旧版)内の売薬税法の言及

【化粧品】より

…また,このころから新聞・雑誌の広告媒体の急増により,化粧品の普及が促進され,化粧品企業の基盤が確立した。05年の売薬税法の発布とともに,売薬は課税されることになったため,化粧品は薬効をうたわなくなり,売薬と一線を画すようになった。大正時代に入り,植物性ポマードや化粧液という日本の独創的製品が生まれたり,おしろいもそれまでの白から多色おしろいへ発展し,ベニバナ製の口紅も顔料や染料を配合した棒紅(リップスティック)へと移っていった。…

※「売薬税法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」