売余(読み)うりあまる

精選版 日本国語大辞典 「売余」の意味・読み・例文・類語

うり‐あま・る【売余】

〘自ラ五(四)〙 売ってなお品物があまる。売れ残る。
浮世草子世間胸算用(1692)一「六十年此かた、何が売(ウリ)あまりて捨たる物なし」

うり‐あま・す【売余】

〘他サ五(四)〙 品物を売りつくせないで手もとに残す。売り残す。
※虎寛本狂言・酢薑(室町末‐近世初)「毎日持て参ても、終に売りあまいて戻った事が御座らぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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