(読み)はり

精選版 日本国語大辞典 「墾」の意味・読み・例文・類語

はり【墾】

〘名〙 (動詞「はる(墾)」の連用形名詞化)
開墾すること。「にいばり」「はりみち」など、他の語と複合して用いられ、現在でも、「春」「張」などの字を当てて、地名となっている所が多い。
徳島県などで開墾地をいう。山梨県でも畠の数を一はり、二はりと数える。

は・る【墾】

〘他ラ四〙 新しく土地を開く。大地を掘りひらいて田畑・道路・池などにする。開墾する。
播磨風土記(715頃)揖保「即ち、御井を闢(はり)き。故、針間井と云ふ」

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デジタル大辞泉 「墾」の意味・読み・例文・類語

こん【墾】[漢字項目]

常用漢字] [音]コン(呉)(漢)
荒れ地を切り開いて耕す。「開墾新墾未墾
[名のり]つとむ・ひらく

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