増田 礼作(読み)マスダ レイサク

20世紀日本人名事典 「増田 礼作」の解説

増田 礼作
マスダ レイサク

明治・大正期の帝国鉄道庁技監



生年
嘉永6年(1853年)

没年
大正6(1917)年11月27日

出生地
豊後国府内(大分市)

学歴〔年〕
グラスゴー大学

学位〔年〕
工学博士〔明治24年〕

経歴
府内藩士・増田久世の長男に生まれる。藩校・遊焉館に学び、長崎広運館で英学を修め、上京して大学南校に入り、開成校工科に移る。明治9年英国のグラスゴー大学に留学し、11年エジンバラのブライス・アンド・カンニングハム社に入社。14年帰国し民間の日本鉄道会社技師長となり東京‐青森間の鉄道敷設に携わる。事業が国営化されると工部省鉄道局技師としてこれを完成させた。のち東海道鉄道、東北鉄道の建設に従事。29年台湾に鉄道を敷設するための調査を委嘱され、日露戦争時は陸軍省御用掛を兼ね軍用鉄道の建設調査に関わる。30年帝国鉄道庁技監。退官後は大湯鉄道会社顧問などを務め、各地の鉄道会社に関与した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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