増村 益城(読み)マスムラ マシキ

20世紀日本人名事典 「増村 益城」の解説

増村 益城
マスムラ マシキ

昭和・平成期の漆芸家



生年
明治43(1910)年7月1日

没年
平成8(1996)年4月20日

出生地
熊本県上益城郡益城町

本名
増村 成雄(マスムラ ナリオ)

学歴〔年〕
熊本市立商工学校漆工科〔昭和2年〕卒,熊本市立商工学校研究所研究生〔昭和4年〕修了

主な受賞名〔年〕
日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞〔昭和32年〕,日本伝統工芸展文部大臣賞〔昭和35年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和55年〕

経歴
熊本の農家で育ち、商工学校の漆工科に学ぶ。昭和5年奈良の辻永斎に師事、7年上京して赤地友哉に師事し、12年髹漆(きゅうしつ)作家として独立。実在工芸展、日本漆芸院展、新文展、日展で活躍。31年以降は日本伝統工芸展に出品。47年伊勢神宮式年遷宮の御神宝を制作。乾漆技法で独自の創作活動を展開し、53年人間国宝に認定。代表作に「乾漆盛器」「乾漆提盤」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「増村 益城」の解説

増村 益城 (ますむら ましき)

生年月日:1910年7月1日
昭和時代;平成時代の漆芸家。人間国宝
1996年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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