精選版 日本国語大辞典 「増・優・勝」の意味・読み・例文・類語
まさ・る【増・優・勝】
〘自ラ五(四)〙
※万葉(8C後)一五・三七八一「旅にして物思(も)ふ時にほととぎすもとな勿(な)鳴きそ吾(あ)が恋麻左流(マサル)」
① 価値、力量などがすぐれる。程度が上である。他よりもいい状態になる。ひいでる。
※万葉(8C後)五・八〇三「銀も金も玉も何せむに麻佐礼(マサレ)る宝子に及(し)かめやも」
② 身分、位などが上である。
※平中(965頃)一「先だちてより言ひける男は官まさりて」
③ 年月が先である。年が上である。
※源氏(1001‐14頃)明石「我よりよはひまさり」
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