塩野 義三郎(1代目)(読み)シオノ ギサブロウ

20世紀日本人名事典 「塩野 義三郎(1代目)」の解説

塩野 義三郎(1代目)
シオノ ギサブロウ

明治・大正期の実業家 塩野義商店社長。



生年
嘉永7年3月17日(1854年)

没年
昭和6(1931)年12月29日

出生地
大阪府大阪市

別名
別名=義一

経歴
大坂・道修町で薬種問屋を営む家に生まれる。明治11年分家して塩野義三郎商店を設立、19年から西洋薬種の輸入を開始。21年大阪相生町の工場を拠点として製薬業も兼ねるようになり、のちには大日本製薬の製品販売部門を担当した。43年には塩野製薬所を開設、東京帝大で薬学を修めた二男・長次郎新薬の開発に当たらせた。大正8年営業部門と製薬所を合併させ、塩野義商店に改組し社長に就任。9年引退し、長男に義三郎の名を譲り、義一を称した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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