デジタル大辞泉
「堰を切る」の意味・読み・例文・類語
堰を切・る
川の流れが堰を壊してあふれでる。また転じて、おさえられていたものが、こらえきれずにどっとあふれでる。「言葉が―・って出てきた」
[補説]「関を切る」と書くのは誤り。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
せき【堰】 を=切(き)る[=破(やぶ)る]
① 川の水が堰を破って流れ出る。また、堰を破って水を流す。
※古文真宝彦龍抄(1490頃)「水のずんど流ことは、先ふさいで置てさっとせきをきれば」
②
物事が急に激しい状態となる。ある激しい
動作が急にどっと起こる。
※
其面影(1906)〈
二葉亭四迷〉四八「哲也も堪
(こら)へてゐたのを、
一時に関を切って、心ゆく程笑って」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報