堆積速度[深海土](読み)たいせきそくど[しんかいど](英語表記)sedimentation rate of deep sea deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「堆積速度[深海土]」の意味・わかりやすい解説

堆積速度[深海土]
たいせきそくど[しんかいど]
sedimentation rate of deep sea deposit

深海底には陸地から運搬された土砂が届かないので深海土の堆積する速度が遅く,太平洋底では 1000年に1~2mmと推定される。堆積速度の算出には深海堆積物中のトリウムの放射同位元素 230Th と 232Th の比が使われたり,地球磁場逆転歴史が使われたりする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android