堂島米会所(読み)どうじまこめかいしょ

百科事典マイペディア 「堂島米会所」の意味・わかりやすい解説

堂島米会所【どうじまこめかいしょ】

大坂堂島米市場の監督事務機関。1697年(元禄10年)淀屋(よどや)から堂島に米市が移ると,江戸の商人三谷三左衛門ほかに大坂米座御為替御用会所の設立が許され,米取引をとりしきった。その後も江戸商人に会所設立が許されたが,大坂商人はこれに強く反発,1730年になって大坂商人による米市場の運営が認められるようになった。のちにその事務を行うために堂島船大工町に会所を建設。米方年行司を責任者として問屋仲買米方両替などの株仲間統制,運営に当たった。明治以後は大阪堂島米商会所となる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android