堂堂(読み)ドウドウ

デジタル大辞泉 「堂堂」の意味・読み・例文・類語

どう‐どう〔ダウダウ〕【堂堂】

[ト・タル][文][形動タリ]
りっぱで威厳のあるさま。「堂堂たる邸宅」「堂堂とした態度
なんの隠しだてもないさま。こそこそしないさま。「正面切って堂堂と戦う」「白昼堂堂
[類語]正正堂堂大手を振るスポーツマンシップ潔い潔癖高潔潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔毅然きっぱり断固断然断じて頑として屹度きっとびしびし心を鬼にするでんとどっしりどっかとどっかり冷静沈着平静悠揚悠然泰然綽然しゃくぜん自若悠悠浩然腰を据える太っ腹広い寛闊かんかつ寛大寛容寛弘かんこう広量大様おおよう大らかおっとりさりげない何気ないそれとなくそれとなしに何心ない遠回し気軽い何とはなし鷹揚おうよう磊落らいらく開豁かいかつ闊達豪胆豪放剛毅放胆大胆雅量大量泰然自若肝が据わる腹が据わる

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精選版 日本国語大辞典 「堂堂」の意味・読み・例文・類語

どう‐どう ダウダウ【堂堂】

〘形動タリ〙
① 態度、容姿などが立派で、気品があり、いかめしいさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「各隊伍を整へ堂々として」 〔論語‐子張〕
② 少しもかくすところのないさま。公然としたさま。
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六「堂々とおれの肩を持つべきだ」

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普及版 字通 「堂堂」の読み・字形・画数・意味

【堂堂】どうどう(だうだう)

威厳があり、立派なさま。清・康有為〔日本国民党領袖佐々友房、(つく)る所の戦袍日記を贈らる。賦して謝す〕詩 大業未だ濟(な)らずと雖も 至天地かす 堂堂たり、南洲西郷) 、此(ここ)に碎かる

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