執す(読み)シッス

デジタル大辞泉 「執す」の意味・読み・例文・類語

しっ・す【執す】

[動サ変]
深く心にかける。執心しゅうしんする。しゅうす。
「わが心にも今ほどに―・することなしと大事にしてこの態をすれば」〈花伝・七〉
大切に扱う。
代々家督に伝へて―・せらるる重宝にて候ひけるを」〈太平記・九〉
敬意を表す。
「只今迄の慮外ども、御高免下さるべしと、地にひざまづき―・すれば」〈浮・禁短気・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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