城崎[町](読み)きのさき

百科事典マイペディア 「城崎[町]」の意味・わかりやすい解説

城崎[町]【きのさき】

兵庫県北部,城崎郡の旧町。中心市街は円山(まるやま)川左岸の温泉町で,山陰本線が通じる。城崎温泉は717年道智上人の発見と伝え,古来但馬(たじま)ノ湯の名で有名。含塩化土類弱食塩泉。40〜75℃。内湯をもつ旅館がほとんどであるが,数ヵ所に古くからの共同浴場もある。志賀直哉の《城の崎にて》《暗夜行路》の舞台となった。2005年4月城崎郡竹野町,日高町,出石郡出石町,但東町と豊岡市へ編入。31.19km2。4300人(2003)。
→関連項目山陰海岸国立公園

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android