精選版 日本国語大辞典 「垂込」の意味・読み・例文・類語
たれ‐こ・む【垂込】
[1] 〘他マ五(四)〙
① たらしいれる。小便や大便をたれる。
※洒落本・起承転合(1802)承句「たれこむものに候へば、しびんとおぼしめし」
② 密告する。秘密を人に話す。
※指と眼と鍵(1960)〈樫原一郎〉東京・香港・パリ「警察に密告(タレ)こむのさ」
[2] 〘自マ下二〙 ⇒たれこめる(垂込)
たれ‐こみ【垂込】
〘名〙 密告すること。
※夢の超特急(1963)〈梶山季之〉三「こうした知能犯が発覚するのは、いわゆるタレコミ(密告)のこともあるが」
たらし‐こ・む【垂込】
〘他マ五(四)〙 液体を少量ずつしたたらして入れる。したたらせながら入れる。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
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