デジタル大辞泉 「垂水」の意味・読み・例文・類語
たるみず〔たるみづ〕【垂水】
たる‐み【垂▽水】
「命を
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
神戸市南西部、垂水区の中心地区。旧垂水町。播磨(はりま)国の東端にあり、古代には東大寺領垂水荘(しょう)の地。明石(あかし)海峡に臨む。六甲山地と海岸の間の狭い地域で、明石層群の丘陵と海岸段丘からなる。地名も、断崖(だんがい)が海に迫り滝や急流が流下したことに由来するという。開発の歴史は古く、縄文前期、弥生(やよい)後期の住居跡のある複合遺跡大歳山(おおとしやま)遺跡や、前方後円墳の五色塚(ごしきづか)古墳(国の史跡)があり、神功(じんぐう)皇后の創建と伝えられる海(わたつみ)神社がある。昭和初期に、塩屋の山地が外人住宅地に開発されジェームス山と名づけられたのを機に、急速な住宅地化が始まった。山陽本線(JR神戸線)、山陽電鉄本線、国道2号が通じる。また明石海峡大橋が淡路(あわじ)島に架かる。
[二木敏篤]
鹿児島県のほぼ中央,大隅半島の西海岸にある市。1958年市制。人口1万7248(2010)。鹿児島湾をへだてて鹿児島市と相対し,大隅半島への出入口にあたる。市域は桜島の基部一帯を占め,東部は高隈山地で,その西にシラス台地がつづく。中心市街の垂水は高隈山地から発する本城川の河口にあり,古くから大隅地方の中心で,近世には北部の牛根,南部の新城とともに薩摩藩支配の拠点である外城(とじよう)としての役割を担った。1871年(明治4)の廃藩置県後,支庁,郡役所などが置かれたが,87年郡役所は内陸部の鹿屋(かのや)に移り,繁栄を奪われた。しかし現在も鹿児島市と大隅半島を結ぶ交通の要衝であり,鹿児島へ約35分で通じるフェリーが37往復し(2008),年間輸送人員310万人,車両98万台(1996)に達する。気候温暖のためポンカン,ウンシュウミカン,ビワなどの果樹類や野菜の栽培が行われ,特にサヤエンドウの出荷が多い。またハマチ養殖を中心とする漁業も盛んである。ツツジの多い高峠高原はキャンプ,ハイキングに好適で,大隅自然休養林に指定されている。海潟温泉,垂水温泉があり,特に近年健康ブームにのって飲む温泉水の摂取販売が盛んである。
執筆者:服部 信彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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