坊門(読み)ボウモン

デジタル大辞泉 「坊門」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐もん〔バウ‐〕【坊門】

まちの門。
平安京区画で、二条大路以南の各坊を東西に貫通する3本の小路のうち中央のもの。
囲碁で、本因坊門下

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精選版 日本国語大辞典 「坊門」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐もん バウ‥【坊門】

〘名〙 (「坊」はまちの意)
① まちの門。平安京では朱雀大路に面して、三条以下九条までの各坊ごとに東西一四門が設けられていた。
※三代格‐一六・貞観四年(862)三月八日「応坊門兵士十二人朱雀道并夜行兵衛巡検兵士直否事」 〔旧唐書五行志
② 平安京の区画で、二条大路以南を東西に走る小路のうち、坊の中央を走るもの。①に通ずるところからいう。
古今著聞集(1254)一七「九条坊門東洞院辺には雪も降りたりけり
③ 囲碁で、本因坊門下の称。

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普及版 字通 「坊門」の読み・字形・画数・意味

【坊門】ぼう(ばう)もん

市中の坊の門。〔旧唐書、五行志〕今暫く霖雨(りんう)にふ。ち坊門を閉(とざ)す。先訓をて、後來の淺(したが)ふ。

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