均整・均斉(読み)きんせい

精選版 日本国語大辞典 「均整・均斉」の意味・読み・例文・類語

きん‐せい【均整・均斉】

〘名〙
① (形や色や心情などが)つりあいがとれて、ととのっていること。バランスよくととのえること。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「即ち、動機均整にして、その急速に転ずるを妨ぐ所以のものなり」
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「締った肉付きと、抜け上るほど白い艷のある皮膚とはいい均勢を保って」
② (均斉) 美的形式原理の一つ。物体左右に分断した場合に、その構成要素の数量形状性質などが左右相称のこと。均衡

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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