地域暖房(読み)チイキダンボウ

デジタル大辞泉 「地域暖房」の意味・読み・例文・類語

ちいき‐だんぼう〔チヰキダンバウ〕【地域暖房】

1か所の暖房機関から多く建物に暖房用の熱源を供給する方式

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「地域暖房」の意味・わかりやすい解説

地域暖房
ちいきだんぼう

地域冷暖房

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世界大百科事典(旧版)内の地域暖房の言及

【暖房】より

…間接暖房は機械室などに送風機,熱交換コイルなどを備えた暖房機(冷房の機能を併せもつことも多い)を設置し,ここで暖められた空気を風道経由で室内に吹き出す方法である。なお,地域暖房と呼ばれるものは,建物が集合している地域に対して暖房に用いる熱媒を中央プラントから供給するシステムをいう。地域冷暖房
[暖房方式の特徴]
 室内で直接火を燃やす個別暖房は,発生した熱全部を室内を暖めるために利用することもできるから効率はよいが,煙や一酸化炭素により室内の空気環境が悪くなり,これを防ぐためには煙突を設けるなどして煙や有害ガスを外部に逃がし,換気をよくするくふうをしなければならない。…

【地域冷暖房】より

…同一敷地内の複数の建物に対する小規模の施設の場合には,地区冷暖房またはブロック冷暖房ということもある。 地域暖房district heatingは,欧米では火力発電所やごみ焼却炉の排熱を周辺建物の暖房・給湯や生産プロセスに利用することを目的として,19世紀後半に出現した。例えば,ニューヨークの高層ビルの林立するマンハッタン地区では,1882年に火力発電所の排熱を利用して,62棟のビルに蒸気の供給を始めた。…

※「地域暖房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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