在五物語(読み)ざいごがものがたり

精選版 日本国語大辞典 「在五物語」の意味・読み・例文・類語

ざいごがものがたり【在五物語】

(在五中将在原業平)の物語の意) 「伊勢物語」のこと。
源氏(1001‐14頃)総角「さい五がものがたりをかきて、いもうとにきむ教へたる所の『人の結ばん』と言ひたるを見て」
[語誌]「ざい五中将の恋の日記」「在五中将物語」「在五が集」などの名称も用いられたが、平安末期には「伊勢物語」に統一されていった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android