土龍打(読み)もぐらうち

精選版 日本国語大辞典 「土龍打」の意味・読み・例文・類語

もぐら‐うち【土龍打】

〘名〙 モグラの害を防ぐためと称して、豊作を祈って小正月に行なう呪的行事。子どもたちが固くたばねた藁(わら)束で地面を打ったり、金だらいをたたいたりして歩くもの。また、その道具。むぐらうち。むぐらふうじ。むぐらもちうち。もぐらおどし。もぐらおい。《季・新年》
町人嚢(1692)四「筑紫の所々に、初春の頃よりもぐらう地とて、竹のさきに巻藁を付て童子共地を打事あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android