土筆・筆頭菜(読み)つくし

精選版 日本国語大辞典 「土筆・筆頭菜」の意味・読み・例文・類語

つくし【土筆・筆頭菜】

〘名〙 スギナの胞子茎。円柱状で葉緑素を欠き淡褐色、節には黒褐色の鞘(さや)がある。茎頂に筆の穂先に似た子嚢(しのう)穂をつける。早春、栄養茎に先だって地表にあらわれる。湯がいてあくを抜き、食用にする。つくづくし。つくしんぼう。つくしんぼ。→すぎな。《季・春》
東寺百合文書‐に・文永三年(1266)一二月一四日丹波大山荘文書案「土筆一斗」
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆「田の畔は土筆(ツクシ)、芹(せり)、薺(なずな)嫁菜野蒜(のびる)、蓬(よもぎ)なんど簇々として」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android