国際労働組合総連合(読み)こくさいろうどうくみあいそうれんごう(英語表記)The International Trade Union Confederation

改訂新版 世界大百科事典 「国際労働組合総連合」の意味・わかりやすい解説

国際労働組合総連合 (こくさいろうどうくみあいそうれんごう)
International Trade Union Confederation

世界最大の国際労働組合組織。略称はITUC。2006年11月,ウィーンで結成大会を開き,国際自由労連国際労連加盟していた各国労働組合ナショナルセンターが中心となって発足した。本部ブリュッセル。結成時点で153の国・地域から304組織,組合員総数1億6800万人が加盟。結成大会の前日,国際自由労連と国際労連は解散した。日本からは連合一括加盟している。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際労働組合総連合」の意味・わかりやすい解説

国際労働組合総連合
こくさいろうどうくみあいそうれんごう
The International Trade Union Confederation

世界労働組合の連合組織。略称、ITUC。2006年11月に、国際自由労働組合連盟(略称、国際自由労連、ICFTU)、国際労働組合連合(略称、国際労連、WCL)、およびそのいずれの国際労働組合組織にも加盟していなかった八つの組織が合併して結成された。2019年11月の時点で、163の国と地域の、332組織と約2億0018万人の労働者が加盟している。

 初代会長はシャラン・バロウSharan Burrow(1954― )、書記長はガイ・ライダーGuy Ryder(1956― )。書記局本部はベルギーのブリュッセルにある。

 日本労働組合総連合会(連合)もITUC発足当初から加盟している。

[五十嵐仁]

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