国阿(読み)こくあ

精選版 日本国語大辞典 「国阿」の意味・読み・例文・類語

こくあ【国阿】

時宗国阿派の祖。播磨国觜崎の人。書写山で出家して随心と称し、また真空と号する。後、託阿に師事して国阿と称し、諸国遊行の後、京都双林寺に住した。正和三~応永一二年(一三一四‐一四〇五

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デジタル大辞泉 「国阿」の意味・読み・例文・類語

こくあ【国阿】

[1314~1405]室町前期の僧。時宗じしゅう国阿派の祖。播磨はりまの人。出家して随心、のち真空と称し、託阿たくあに師事して名を国阿と改めた。諸国を遊行ゆぎょうし、京都双林寺霊山寺再興

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「国阿」の解説

国阿 こくあ

1314-1405 南北朝-室町時代の僧。
正和(しょうわ)3年2月17日生まれ。生地播磨(はりま)(兵庫県)の円教寺で天台をまなぶ。のち託何(たくが)の弟子となって時宗に転じ,各地を遊行。永徳3=弘和(こうわ)3年京都にはいり,東山の正法(しょうぼう)寺,双林寺で布教にあたった。霊山(りょうぜん)派,国阿派の祖。応永12年9月11日死去。92歳。俗名は石塔(いしどう)国明。法名は随心。通称は国阿上人。別号に真空。

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367日誕生日大事典 「国阿」の解説

国阿 (こくあ)

生年月日:1314年2月17日
室町時代の僧
1405年没

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