国連環境開発会議(読み)コクレンカンキョウカイハツカイギ

デジタル大辞泉 「国連環境開発会議」の意味・読み・例文・類語

こくれん‐かんきょうかいはつかいぎ〔‐クワンキヤウカイハツクワイギ〕【国連環境開発会議】

地球サミット

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百科事典マイペディア 「国連環境開発会議」の意味・わかりやすい解説

国連環境開発会議【こくれんかんきょうかいはつかいぎ】

地球環境問題に人類社会が初めて取り組んだ1972年6月の国連人間環境会議(通称ストックホルム会議)から20周年を記念して,1992年6月,ブラジルリオ・デ・ジャネイロで開かれた20世紀最大規模の国連会議。〈地球サミット〉と通称。178の国連加盟国のうち172ヵ国が代表団を派遣,このほか民間環境保護団体(環境NGO)から約1万7000人が訪れ,展示,講演,討論各国・各地の現状報告などに参加した。会議では地球温暖化防止条約生物多様性条約調印,〈環境と開発に関するリオ・デ・ジャネイロ宣言〉〈森林に関する原則声明〉の採択が行われた。同会議のスローガンは〈持続可能な発展〉。また会議で採択された〈アジェンダ21〉は条約のような拘束力はないが,21世紀に向けた地球環境保全の行動計画として,会議後の各国の環境政策や開発計画に反映されている。地球温暖化防止条約第3回締約国会議は1997年12月,日本の京都で開催された。
→関連項目アマゾン開発計画永続可能なオランダ・アクションプランエネルギー資源環境外交地球環境ファシリティ

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改訂新版 世界大百科事典 「国連環境開発会議」の意味・わかりやすい解説

国連環境開発会議 (こくれんかんきょうかいはつかいぎ)

地球環境問題に人類社会が初めて取り組んだ1972年6月の国連人間環境会議(通称ストックホルム会議)から20周年を記念して,1992年6月,ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた20世紀最大規模の国連会議。〈地球サミット〉と通称。178の国連加盟国のうち172ヵ国が代表団を派遣,このほか民間環境保護団体(環境NGO)から約1万7000人が参加した。この会議で確認され,その後の環境問題への取組みの基調となる概念は〈持続可能な開発sustainable development〉であった。地球サミットで,この考え方をキー概念として,〈環境と開発に関するリオ・デ・ジャネイロ宣言(リオ宣言)〉,その具体的な行動計画たる〈アジェンダ21〉,また〈森林原則声明〉を採択したほか,地球温暖化防止条約(気候変動枠組条約),生物多様性条約を調印した。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「国連環境開発会議」の意味・わかりやすい解説

国連環境開発会議
こくれんかんきょうかいはつかいぎ

1992年6月にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された、地球環境保全を課題とした国連会議。「環境と開発に関する国連会議」ともいわれる。

[編集部]

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旺文社世界史事典 三訂版 「国連環境開発会議」の解説

国連環境開発会議
こくれんかんきょうかいはつかいぎ

地球環境問題

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国連環境開発会議」の意味・わかりやすい解説

国連環境開発会議
こくれんかんきょうかいはつかいぎ

環境と開発に関する国連会議」のページをご覧ください。

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