国軍運動(読み)こくぐんうんどう

世界大百科事典(旧版)内の国軍運動の言及

【ポルトガル】より

…しかし,1961年から始まったアフリカ植民地解放戦争は,国力増強のための急激な工業化とあいまって,国内の社会経済にさまざまのひずみをもたらしていた。軍部でも左翼思想に共鳴した中産市民層出身の将校が植民地戦争に疑問を抱き,1974年3月植民地戦争に反対する〈国軍運動〉を結成した。そして4月25日,かねてから植民地戦争に反対を唱えていたA.スピノラ将軍を擁立してクーデタを敢行し,半世紀に及ぶサラザール体制を倒壊させた。…

※「国軍運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android