国立美術館(読み)コクリツビジュツカン

デジタル大辞泉 「国立美術館」の意味・読み・例文・類語

こくりつ‐びじゅつかん〔‐ビジユツクワン〕【国立美術館】

国が設立・管理する美術館
国立美術館を運営・管理する独立行政法人。平成13年(2001)発足国立西洋美術館東京国立近代美術館京都国立近代美術館国立国際美術館国立新美術館を運営している。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「国立美術館」の意味・わかりやすい解説

国立美術館
こくりつびじゅつかん

(1)国によって設立、維持・管理が行われている美術館。アムステルダム国立美術館ローマ国立美術館プラド美術館スペインマドリード)などが有名である。

(2)日本の国立の美術館の運営・管理を行う独立行政法人。独立行政法人国立美術館法(平成11年法律第177号)に基づいて、2001年(平成13)4月に設立された。所在地は東京都千代田区北の丸公園。美術館の設置、美術作品(映画を含む)や資料の収集保管、それらの公衆への観覧を行うことにより、芸術その他の文化の振興を図ることを目的とする。また、美術品の調査研究や、美術品の保存・管理や展示に関する調査・研究も行っている。東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館(東京都)、国立国際美術館(大阪市)、国立新美術館(東京都)の5館を運営している。

[編集部]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国立美術館」の意味・わかりやすい解説

国立美術館
こくりつびじゅつかん

文化庁所管の独立行政法人。 2001年4月発足。独立行政法人国立美術館法 (平成 11年法律 177号) に基づき,美術館を設置し,映画を含む美術に関する作品の収集・保管,公衆の観覧,調査・研究,教育などの諸事業を行なうことを目的とする。東京国立近代美術館京都国立近代美術館国立西洋美術館国立国際美術館国立新美術館で構成される。

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