国禁(読み)こっきん

精選版 日本国語大辞典 「国禁」の意味・読み・例文・類語

こっ‐きん コク‥【国禁】

〘名〙 国法上の禁制。国の法律で禁止されている事柄
※財政経済史料‐三・経済・外国通商・支那通商・宝暦三年(1753)四月日「国禁之者於再渡者、船主は銅三千斤之罸減」
※一握の砂(1910)〈石川啄木手套を脱ぐ時「赤紙の表紙手擦れし 国禁(コクキン)の 書(ふみ)行李の底にさがす日」 〔周礼‐秋官・士師〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「国禁」の意味・読み・例文・類語

こっ‐きん〔コク‐〕【国禁】

その国の法律によって禁止されていること。「国禁を犯す」「国禁の書」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「国禁」の読み・字形・画数・意味

【国禁】こくきん

国の禁令

字通「国」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android