国祭(読み)コクサイ

デジタル大辞泉 「国祭」の意味・読み・例文・類語

こく‐さい【国祭】

国家が定めた祝祭日日本では、もと四方拝元始祭紀元節神武天皇祭春季皇霊祭秋季皇霊祭明治節天長節神嘗祭かんなめさい新嘗祭しんじょうさいなど。
昔、京都賀茂神社などで、国司が参向して行った祭祀さいし

くに‐まつり【国祭】

京都の賀茂神社本祭。陰暦4月の吉日に行われた。賀茂神社は山城国地主神であるところからいう。

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精選版 日本国語大辞典 「国祭」の意味・読み・例文・類語

こく‐さい【国祭】

〘名〙
① 昔、京都の上・下賀茂神社や松尾神社に国司が参向して行なった祭祀。くにまつり。〔台記‐久安三年(1147)四月一五日〕
② 国の祝祭日。日本では、もと、四方拝・元始祭・紀元節・神武天皇祭・春季皇霊祭・秋季皇霊祭・天長節・明治節・神嘗祭新嘗祭・大正天皇祭などがあったが、第二次大戦後、「国民祝日」とし、その内容も改められた。
刑法(明治一三年)(1880)一四条「大祀令節国祭の日は死刑を行ふ事を禁ず」

くに‐まつり【国祭】

〘名〙 山城国(京都府)賀茂神社の本祭。毎年、四月の吉日に国司が検察して行なった。松尾神社でも行なわれた。《季・夏》
江家次第(1111頃)六「雖祭停止年、猶有警固、依国祭也」

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