国民総力朝鮮連盟(読み)こくみんそうりょくちょうせんれんめい

世界大百科事典(旧版)内の国民総力朝鮮連盟の言及

【太平洋戦争】より


[植民地と占領地の状況]
 日本の植民地であった朝鮮と台湾では,皇民化政策の徹底と経済開発を通じて兵站基地化が推し進められた。朝鮮では1940年10月,それまであった国民精神総動員朝鮮連盟が国民総力朝鮮連盟と改称し,官製国民運動の一元化が達成された。この連盟は〈皇国臣民化〉などのスローガンを掲げ,大政翼賛会と同様に,中央から末端に至る組織を朝鮮総督府の行政組織と表裏一体化させ,全住民を組織化していた。…

※「国民総力朝鮮連盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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