国柄（読み）クニガラ

デジタル大辞泉

くに‐がら【国柄】

《古くは「くにから」とも》
１ 国家の成り立ち。国の状態。
「世界中の―と時代とに従て政統は一様なる可からず」〈福沢・文明論之概略〉
２ その国や地方に特有の持ち味。「お国柄が表れる」
[類語]国情・国勢・国力・国威・政情

こく‐へい【国柄／国^×秉】

国家を統治する権力。政権。国権。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

くに‐がら【国柄】

〘名〙 (古くは「くにから」。「から」は本来その物に備わっている性格の意)

① 国が本来備えている（立派な）性質。

※万葉（８Ｃ後）二・二二〇「玉もよし 讚岐の国は 国柄(くにから)か 見れども飽かぬ」

② その国家のなりたち。国の状態。国体。

※文明論之概略（1875）〈福沢諭吉〉一「世界中の国柄と時代とに従て政統は一様なる可らず」

③ その国や地方の特色。各国固有の持味。

※甲陽軍鑑（１７Ｃ初）品二三「勝て後は、猶もって、大事にあそばし候は、信濃の国からにて、つよき故なり」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【国柄】こくへい

国の政権。

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出典　平凡社「普及版 字通」