国友会(読み)こくゆうかい

世界大百科事典(旧版)内の国友会の言及

【大石正己】より

…土佐藩出身。1874年立志社に入って自由民権運動に参加し,81年馬場辰猪,末広重恭らと国友会を組織。同年の自由党の結成に際して幹事となり,のち《自由新聞》社主をつとめたが,党首板垣退助の洋行に反対し,83年脱党。…

【地方結社】より

…このほか留学帰朝者が組織した共存同衆(1874年創立,小野梓・馬場辰猪ら)や,中江兆民の仏学塾(1874年創立)は民権思想の普及に貢献した。また1881年に結成された国友会(末広重恭・馬場辰猪・大石正巳ら)や鷗渡会(小野梓・高田早苗ら),82年に慶応義塾関係者の組織した東洋議政会(矢野文雄・藤田茂吉・犬養毅ら,《郵便報知新聞》による)などは政府と民権派の対立激化の時期の産物であり,士族的・豪農的諸結社や嚶鳴社とともに政党(自由党,立憲改進党)結成の直接の基盤となった。
[国会開設運動期のおもな地方結社]
 比較的著名な地方結社を羅列すると以下のとおりである。…

※「国友会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」