精選版 日本国語大辞典 「四海」の意味・読み・例文・類語
し‐かい【四海】
〘名〙
① 四方の海。よものうみ。
※菅家文草(900頃)二・九月九日、侍宴「較二量皇恩沢一、翻二来四海波一」
※続日本紀‐養老五年(721)三月癸丑「朕君二臨四海一。撫二育百姓一」
※平家(13C前)七「平相国といふ者あり。四海を管領して万民を悩乱せしむ」 〔書経‐説命〕
③ 四方の外国。国のまわり。四方のえびす。
※集義和書(1676頃)七「夷・蛮・戎・狄も、仁政をしたひ威武を恐て来服す。是を四海一家の如く中国一人の如しと云」 〔書経‐益稷〕
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