四時観派(読み)しじかんは

精選版 日本国語大辞典 「四時観派」の意味・読み・例文・類語

しじかん‐は シジクヮン‥【四時観派】

〘名〙 俳諧流派の一つ。祇空の門下の江戸浅草蔵前の札差水光祇徳)・為邦・莎鶏(祇明)・魚貫心祇)の四人が、四季独吟歌仙各一巻を試み、これに四季の発句などを合わせて、享保一八年(一七三三)に「四時観」を刊行したのでいう。俗流に染まらず、蕉風を慕う立場をとった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android