四寸(読み)しすん

精選版 日本国語大辞典 「四寸」の意味・読み・例文・類語

し‐すん【四寸】

〘名〙
① 江戸新吉原で揚代四匁の局女郎
浮世草子好色万金丹(1694)五「爰(ここ)難波にては、端の女郎も汐・影・月など優しくいふに、葭原にては二寸三寸・四寸・五寸といふこそ鄙(いや)しけれ」
② 女郎の揚代、四〇〇文。また、揚代四〇〇文の下級な女郎をいう。
洒落本・当世気どり草(1773)「橋向ふの四寸は、四文銭で懐(ふところ)にしやすく」

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