囊網(読み)ふくろあみ

世界大百科事典(旧版)内の囊網の言及

【建網】より

…これは産卵・索餌のため回遊する魚群は,それぞれ,接岸の場所・時期がきまっているので,その習性を利用して網を建てるのである。その構造は,沖合にむけて垣網(かきあみ)をはり出して魚群の進路をたちきり,この網に当たった魚を沖合にむけ誘導し,垣網のさきに設けられた身網(みあみ)(囊網(ふくろあみ))へおとしいれるしくみになっている。錨や土俵で海中にがんじょうに固定設置され,2~3ヵ月から1ヵ年近くも建て込んだままおかれる。…

【枡網】より

…垣網(かきあみ)と囲網(かこいあみ),および多角形に屈曲した囲網の角々に取り付けられた囊網(ふくろあみ)からなる網を枡(桝)網とよぶ。囊網の中には漏斗(ろうと)があって,囊に入った魚の逃げるのを防ぐようにしてある。…

※「囊網」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」