(読み)くちひそむ

精選版 日本国語大辞典 「嚬」の意味・読み・例文・類語

くち‐ひそ・む【嚬】

〘自マ四〙 にがにがしく思って口がゆがむ。にがにがしく思う顔つきをする。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
源氏(1001‐14頃)総角姫宮御心を、あやしくひがひがしくもてなし給ふを、もどきくちひそみ聞こゆ」

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