嚢底(読み)ノウテイ

デジタル大辞泉 「嚢底」の意味・読み・例文・類語

のう‐てい〔ナウ‐〕【×嚢底】

袋の底。「嚢底に秘する」
財布の底。「嚢底無一文」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嚢底」の意味・読み・例文・類語

のう‐てい ナウ‥【嚢底】

〘名〙
① ふくろの底。ふくろの中。嚢中
※文明東漸史(1884)〈藤田茂吉自序「皆新聞紙に登せて之を公にせり。故に嚢底復た世に見す可きの余稿を存せざるなり」 〔葉顒‐喜余仲揚歳晩遠帰詩〕
② 財布の底。財布の中。嚢中。
蔭凉軒日録‐延徳二年(1490)九月四日「今早又七来斎之。明日下国云々。嚢底渋之故書折紙以与之」

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