噴泉(読み)ふんせん

精選版 日本国語大辞典 「噴泉」の意味・読み・例文・類語

ふん‐せん【噴泉】

〘名〙
① 水をふき上げさせること。人工的に水を噴出させること。また、その設備噴水。《季・夏》
※西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前「園中処々に於て噴泉をなさしむ」
② わき出る泉。地上に噴出する地下水鉱泉
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「噴泉井水の如きは」

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デジタル大辞泉 「噴泉」の意味・読み・例文・類語

ふん‐せん【噴泉】

噴水2」に同じ。 夏》
水や湯が地下から地上にふき出ている泉。
[類語]温泉出で湯鉱泉冷泉間欠泉秘湯ラジウム泉名湯霊泉

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普及版 字通 「噴泉」の読み・字形・画数・意味

【噴泉】ふんせん

飛泉。

字通「噴」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の噴泉の言及

【庭園】より

…中央で直角に交叉して全体を4分割するイランのチャハール・バーグchahār bāgh(四苑)がその典型である(アルハンブラ宮殿のライオンのパティオ(中庭)もその例である)。水景施設としては噴泉,方形の人工池(ハウドhauḍ)などが設けられる。イスラムの庭園は起伏の少ない平面的な構成をとるものが多いが,傾斜地では階段状に庭園が設けられ,落差を利用した滝が造られることもある。…

※「噴泉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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