(読み)ショク

デジタル大辞泉 「嘱」の意味・読み・例文・類語

しょく【嘱〔囑〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショク(漢)
ものを頼む。「嘱託依嘱委嘱
目をつける。「嘱望嘱目

しょく【嘱】

仕事などを頼みゆだねること。依頼。「に応じる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嘱」の意味・読み・例文・類語

しょく‐・する【嘱】

〘他サ変〙 しょく・す 〘他サ変〙
相手に何かを頼んだり、期待したりする。また、ことづける。伝言する。依頼する。望みをかける。属(しょく)する。ぞくする。
日本外史(1827)一三「凡百需索宜信長
② (目を)つける。また、(望みを)かける。属(しょく)する。ぞくする。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「欧米諸国は貿易に慣て、世界珍宝を見知したれば、黄金には甚しく目を嘱せず」

ぞく‐・する【嘱】

〘他サ変〙 ぞく・す 〘他サ変〙 依頼する。託する。ことづける。また、望みをかける。しょくする。
読本英草紙(1749)四「其死せんとする前時、我に嘱(ゾク)して云ふ」

しょく【嘱】

〘名〙 口ぞえしてたのむこと。頼みまかせること。
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉附録「『破垣』は初め未販売の某婦人雑誌の嘱(ショク)に応じて稿を起せしものにして」

しょく‐・す【嘱】

〘他サ変〙 ⇒しょくする(嘱)

ぞく‐・す【嘱】

〘他サ変〙 ⇒ぞくする(嘱)

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