嘯歎(読み)いそなげき

精選版 日本国語大辞典 「嘯歎」の意味・読み・例文・類語

いそ‐なげき【嘯歎】

〘名〙 (「いそ」は口をすぼめて息を出す意の「うそ」の変化したもの。「なげき」は長息の意) 長崎県大村湾で海女(あま)が海から出て息を強くつくときに、口を吹き鳴らすことをいう。《季・春》〔分類漁村語彙(1938)〕

うそ‐なげき【嘯歎】

〘名〙 ため息をつきながら嘆くこと。小声で嘆くこと。〔観智院本名義抄(1241)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報